Oite kita itamitachi e

暮れてく 街路樹から
堕ちる 痩せた三日月
どこへも 帰る場のない
寒い胸が 祈る

争いに 過ぎた日々
折れたナイフ ここに埋めよう

薄い背中
壁にあずけ闇が包む
「求めて…」呟いた
錆びれかけた
子守歌が 塞ぐ傷を
独り 抱きしめて
WOW 名を呼ぶ
おまえの 腕が欲しい

舗道に 置き去りの地図
通り過ぎる PLASTIC DOLLS
自分を 必要という
誰かを待つ 捨て猫

強がって 竦んだ瞳が
眩むライト 残像(あと)を刻んで

やさしい夢
震えながら闇に描く
「なぜ…」と 呟いた
赦しあえる
過ちすら 見喪った
ここから 歩き出せない
WOW 焦がれる
おまえの 声が欲しい

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